一般内科診療
内科診療について
動物の診療で一番大変なことは、本人から問診が取れないことです。
何らかの症状が出ていれば、検査しないで診断がつくこともありますが
往々にして重大な病気を見落とすことがあります。
当院においては、経験と検査のバランスを取りながら動物に負担の少ない
検査、治療を選ぶように心掛けております。
科目 | 症状 | 診断方法 |
消化 | 下痢・嘔吐・食欲不振 | 食事内容の確認・検便(寄生虫、未消化物、細菌) |
循環 | 僧帽弁閉鎖不全 猫心筋症 |
聴診。心電図・レントゲン検査・超音波検査 |
呼吸 | 呼吸困難・咳 | 肺音聴診・レントゲン検査・超音波検査 |
神経 | 運動失調。癲癇 | 神経学的検査表に基ずく検査 レントゲン検査・脊椎造影 (CT/MRIなどの検査が必要と思われる場合は紹介) |
内分泌 | 甲状腺機亢進/低下症 副腎皮質機能亢進/低下症 |
甲状腺ホルモン測定 コルチゾール測定 |
泌尿器 | 膀胱炎 膀胱結石 腎機能障害 |
尿検査・尿細菌培養 レントゲン検査・超音波検査 血液検査・尿検査 |
生殖器 | 子宮蓄膿症・膣炎 前立腺肥大・精巣腫瘍 |
細菌検査・レントゲン検査 直腸からの触診・超音波検査 |
皮膚 | 感染性皮膚炎 アレルギー性皮膚炎 |
ノミ・ダニ・細菌・真菌の確認 食物性・アトピー性皮膚炎の鑑別、確認 |
眼科 | 結膜炎・角膜炎 ブドウ膜炎・緑内障 |
細菌検査・角膜染色・涙量測定 スリットランプ・眼圧測定・眼底検査 (眼球内の処置については専門医を紹介) |
耳鼻 | 外耳炎 | 耳鏡による外耳道・鼓膜観察・グラム染色 |